4th. International Conference on Social and Complementary Currencies

5/10から5/14までスペインのバルセロナにあるOpen University of Cataloniaが主催した4th. International Conference on Social and Complementary Currenciesに参加してきました.

今回は日本の地域通貨の2000年代以降の動向を数量的に分析したものになっています.今後この成果をもとに質的調査を進めていく予定です.

この国際会議は学術会議と実践者によるワークショップなどの二部構成で毎回行われています.また地域通貨による市も開催されています.次回は2年後2019年に日本で開催されます.国内外の地域通貨研究者や実践者の多くに参加していただけたらと思っています.

Historical transition of community currencies in Japan (Shigeto KOBAYASHI, Yoshihisa MIYAZAKI, Masayuki YOSHIDA), 4th. International Conference on Social and Complementary Currencies, Open University of Catalonia, Barcelona, Spain (May 10th,2017)

第25回ペンギン会議全国大会での報告

2016年12月4日に上越市の直江津屋台会館で開催された「第25回ペンギン会議全国大会」にて本学「現代社会論」受講生が調査を行ってきた結果を「直江津活性化プラン:マゼランペンギンの特色を活かして」というタイトルで報告させていただきました.

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平成30年度の新水族博物館オープンにあわせて昨年度から行っている直江津地域の地域活性化の取り組みをふまえた上で「情報発信・PR」「ペンギンのまち直江津」「気軽に街に行ける交通手段」という3つの観点から提案をしました.

ペンギン会議とはペンギンの研究者や愛好家,水族館関係者などが集まって情報交換を行うことが目的になっているようです.その中で水族博物館を活用した地域活性化という違った視点からの報告を行うこと後押ししてくれたペンギン会議の上田一生さんや,取材を引き受けていただいた上越市の新水族博物館整備課,地域振興課,上越市立水族博物館の方々には大変感謝いたします.

当日報告のファイルはこちらから閲覧できます.

直江津地域活性化プラン:マゼランペンギンの特色を活かして

『経済社会学会年報』論文掲載のお知らせ

2016年9月に発行された『経済社会学会年報』第38号に小林重人氏(北陸先端科学技術大学院大学)との共著「地域通貨の発行形態に応じた利用者の意識・行動分析:ゲーミング・シミュレーションを用いた検討」が掲載されました.

地域通貨で利用者がどのような行動や意識の変化をするのか,そして紙幣型とLETS型という発行形態の違いによってこれらの行動や意識の変化に違いがあるのかについて検討したものです.

ご関心のある方は連絡していただければ抜き刷りを送ります.

体験学習M:あるいて発見!直江津の魅力を伝えるマップを作ろう!:完成編

2016年度の前期に上越教育大学学部一年生向けに開講した,体験学習M「あるいて発見!直江津の魅力を伝えるマップを作ろう!」ですが,7/13日に発表会を終えました.

 

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完成したマップはこれから印刷を行い,上越市立水族博物館や上越妙高駅等で設置をしていく予定です.近くをお立ち寄りの際はぜひ手にとってみてください.

直江津まちあるきマップ

マップのデータはこちらからもダウンロードできます.

直江津マップ-NAOETSUGRAM-

野口と巡る直江津の旅

直江津ぶらり旅

体験学習M:あるいて発見!直江津の魅力を伝えるマップを作ろう! まちあるき編

本年度の上越教育大学「体験学習M:あるいて発見!直江津の魅力を伝えるマップを作ろう!」では,水族博物館への来館者を直江津のまちへ足を運んでくれるようなまちあるきプランをマップにして作成するという課題に取り組んでいます.6/18に,まちあるき編として一日直江津のまちをあるきました.

行程は,直江津駅北口→上越市立水族博物館→三・八朝市周辺→商店街→港町周辺→直江津屋台会館→五智周辺,という直江津の主要な場所を巡るもので,この4月に来たばかりの学生にとってはほぼはじめて訪れるところばかりでした.

今後,この授業ではまちあるきをもとにしてテーマを設定してマップを作成し,7/13に水族博物館でマップの完成発表会を行う予定です.作成されたマップは水族博物館などにおいてもらい来館者に利用していただきます.

今回まちあるきにご協力いただいた,前角様(上越市),岡村様(上越市),小松様(まちづくり上越),丸山様(まちづくり上越),彦坂様(地域活性化検討委員グループ長),重原様(地域活性化検討委員グループ長),阿部様(上越市立水族博物館)の皆様,ご協力ありがとうございました.

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公民教材カルテットの作成

本年度の「公民教材開発論」では,公民分野の学習に関連する題材を取り上げてカルテットを作りました.

5つのグループでそれぞれテーマを決めて32枚のカードを作り,皆でゲームを行いながら評価をつけていきました.他のグループのカードを使ってゲームをしながら評価していくことで,自分たちの作ったカードのよい点・改善点がよくわかってきたようです.

以下がそれぞれのグループのテーマと作成したカードです.

できるかな?ゴミの分別カルテットIMG_4600
国会の仕事カルテットIMG_4602
世界の通貨カルテットIMG_4603
環境カルテットIMG_4604
TPP参加国主要輸出品目カルテットIMG_4605

直江津まちあるきプラン発表会

本年度の現代社会論では,直江津のまちをあるくプランづくりを行う授業を行いました.1/12に地元の方から直江津のまちの歴史や文化などのお話を聞き,その後二週間ほどかけてグループごとに直江津のまちをあるくテーマを設定し,それをマップとして作成する課題に取り組みました.

2/2にその発表会を直江津の上越市立水族博物館の会議室をお借りして行いました.地域の方も参加していただきさまざまな意見交換を行いました.

学生たちは「直江津(国府)の歴史と風景を味わおう」,「なおくんとえっちゃんの景観マップin直江津」,「いらっしゃいませ!1000えん海鮮ランチいかがですか?」,「オレの直江津らぁめん」というテーマで発表を行いました.それぞれのグループごとに直江津のまちのもつ価値を再発見してくれたようです.

学生が作成したマップはこちらからどうぞ.

直江津マップ

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ICSCC報告

2015年10月27日から30日にサルバドール(ブラジル)のバイーア連邦大学にて3rd. International Conference on Social and Complementary Currenciesが開催されました.

今回は,小林重人氏と共同で地域通貨の導入・デザイン手法としてのシミュレーション&ゲーミングの可能性について報告をしました.

地域通貨のゲーミングに関する設定や手法について有意義な議論をすることができ,今後の研究にとって新たな視点を得ることができました.

プロシーディングは以下からどうぞ.

Simulation and Gaming as tools for designing a community currency system (Masayuki YOSHIDA, Shigeto KOBAYASHI), 3rd. International Conference on Social and Complementary Currencies, School of Administration at the Federal University of Bahia, Salvador, Brazil (October ,2015)

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