三・八の市

この連休は,4/30は六・十の市,5/1は一の日市,5/2は二・七の市と連日朝市を見に回っています。今日は5/3ですから,もちろん三・八の市です(明日は5/4なので四・九の市があります)。

さて,六・十の市のところでコミュニティバスについての感想を書きましたが,三・八の市には巡回バスが用意されていました。多くの方が利用されていました。

今日は連休ということもあって「三八祭り」と称して朝市だけではなく,フリーマーケットなど多くの催し物が行われていました。天気も良く非常に賑わっていました。

倉庫の中では映画の上映会も行われています。

六・十の市

今日,新井の六・十の市(6のつく日と10,20,30あるいは月末)の市に行ってきました。これで朝市全て制覇と言うことになります(以前の投稿については,二・七の市はこちらから,四・九の市はこちらから,一の日市はこちらからどうそ。三・八の市は投稿してませんでした)。

他の市とは違って,商店街のメインストリートで朝市をしているようで,賑わいがありました。

今日も,いつものように,どらやきを買い,

更にキムチを購入しました。

コミュニティバスもでていて,利用されている方もいました。

六・十の市は高田からは少々時間がかかりましたが,高田で行っている二・七の市や四・九の市でも一度本町通りでやってみても良いかなと思いました。コミュニティバスなどは三・八の市なんかでもやってみたらよいかと思います。

第1回上社学巡検

4/14(水)に本年度1回目の上社学巡検が行われました。

今回は昼食を商店街周辺の飲食店でとってから大和デパートに集合するAコースと大和デパートに直接集合するBコースとに分かれて行ったのですが。私はAコースで,伊菜食堂nishimoriにて1050円のランチコースを頂きました。

その後Bコースのメンバーと大和デパートに集合です。ここからは本町コンシェルジュの田鹿さんにガイドをお願いしています。

はじめは,今月25日に閉店となる大和デパートの屋上です。三角の屋根の中には鐘があります。当初は鳴っていたのですが,近隣住民の苦情があって鳴らずの鐘となっています。そして,神社です。代表して赤岡君が参拝しました。

次は,雁木通りプラザです。ここは旧高田市の市役所があった場所です。ここでは,屋上展望台から辺りを一望できます。この日はあまり天気が良くなく,強風で寒かったのですが,眺めは良かったです。

引き続いては,寺町です。ここ寺町は60ほどの寺が建ち並んでいる場所で,中でも浄土真宗開祖の親鸞聖人ゆかりの浄興寺が有名です。

浄興寺には親鸞聖人の御本廟があるのですが,ここよく見るとすごいんです。鯉が滝を登ってます。

最後は,町屋の見学です。高田の町屋の特徴は,家の中に蔵があることのようです。

2-3時間ほど高田の街を散策できました。身体が心底冷えましたが,なかなかおもしろいものでした。コンシェルジュの田鹿さんありがとうございました。

観桜会-食彩めぐりマップ

4/2から4/18まで上越市で「第85回 高田城百万人 観桜会」が開かれます。それにあわせて高田本町商店街にて,「食彩めぐり」というイベントが執り行われます。

このイベントは商店街の飲食店で食事をするともらえる箸袋を三枚を集めて豪華景品が当たる抽選にチャレンジできるというものですが,今回,私の院生である赤岡正大君と浦野智裕君が中心となって参加店のマップを作成しました。

以下に掲載しますので,観桜会に行かれる方は是非立ち寄ってみてください。

問い合わせについては,本町コンシェルジュの田鹿さんへどうぞ

連絡先は025-524-4761 本町商店街のHPは http://joetsu.honcho.jp/

公民教材開発論(3)プレゼン大会

2/4に大和デパート4階の「學be!屋」にて公民教材開発論のプレゼン大会を行いました。

学生達が独自に取材した内容を1グループ10分でプレゼンをしました。

事前にプレスリリースをかけてもらったり,本町コンシェルジュの田鹿さんが商店街の方々に告知して頂いていたので,25-30名ほどの方々に来て頂くことができました。テレビや新聞など取材の方も来ていました。

はじめに,簡単に趣旨説明をした後に,學be!屋の横山さんに挨拶をして頂きました。

最初は,大杉屋惣兵衛グループのプレゼンです。

商品の飴の種類や食べ方,そして留学生などに試食してもらった感想,さらに商品を広めるための提言などを行ってくれました。

次は,渡部鮮魚店のグループ

たらこの糀漬けの製法や食べ方,そして店主の人柄などに焦点を当てたプレゼンでした。愛情がこもっていました。

3番目は杉田味噌屋グループ

日本の味噌文化マップや,上越の味噌の特徴,さらにインスタント食品との比較や味噌を使ったレシピなどを披露してくれました。

最後は栄喜堂グループ

栄喜堂の歴史や名物瓦せんべいの由来,桜餅と行ったせんべい以外の商品の紹介や,将来に向けての提言などをプレゼンしてくれました。

来場して頂いた方にはプレゼンの評価もお願いしました。

最後に田鹿さんに講評をお願いしました。

実質的に2週間くらいしか時間がとれなかった割には頑張っていたと思います。プレゼンでで示した提言はできるだけ実践に移してもらいたいと思います。

今回のプレゼン内容については後日PowerPointファイルをここにアップします。アップした際はその旨ここで告知します。

公民教材開発論(1)

本年度の公民教材開発論の経済分野は,商店街の店舗を取材してそれを広くPRするプレゼンテーションを行うことにしています。今日は取材の1回目として本町コンシェルジュの田鹿さんの案内の下,四つの店舗の取材を行いました。協力して頂いた店の方々には本当に感謝します。田鹿さんにも感謝します。

はじめに訪れたのは,翁飴で有名な大杉屋惣兵衛さん。

店の歴史などの話を伺い,

飴の試食をさせていただきました。

次は,たらこの糀漬けで有名な渡辺鮮魚店。

こちらでは,たらこの糀漬けを試食しました。

三つ目は,杉田味噌屋。こちらも歴史があります。

こちらでは,味噌の説明をして頂いた後,

甘酒を頂きました。

最後は瓦せんべいで有名な栄喜堂。

こちらでは,せんべいの焼き型などを見せて頂きながら,

せんべいを頂きました。

学生たちは各店舗に別途取材をして,2/4に大和デパート四階の「學be!屋(まなびや)」にてプレゼンテーションを行ってもらうことになっています。プレゼンの模様やプレゼン内容については追ってここでアップします。

土佐の森・救援隊!

12/17-18に北陸建設弘済会の共同研究プロジェクト(「中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究」)の現地調査として高知県いの町へ行ってきました。目的は平成15年から活動を始めているNPO土佐の森・救援隊が発行している森林証券「モリ券」を調査することです。

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モリ券は森林の整備作業に参加するボランティア活動(ボラバイトと呼んでいます)を通じてもらうことができ,それを地場産品と交換することができる「交換券」として位置づけているようです。これが「交換券」であるのはモリ券の価値が「ボランティア活動で流した汗の代償として,ボランティア自らが,ボランティアの心をもって,決めることができる」ということに由来しているようです。1モリ券で1000円以下のものと交換できますが,おつりはでないし,現金と併用して使うこともできません。例えば1400円の地場商品は1モリ券2枚で交換するしかないと言うことです(モリ券1枚と400円という使い方はできない)。

地場産品と交換できる店舗は22店あり,いの町だけではなく,高知市,須崎市,津野町,三原村,安芸市,香美市など広く取り扱い店舗があります。またキジ肉や土佐和牛,イノシシ肉,たたき,うなぎなども事務局を通してモリ券を使うことができます。また,別の種類のモリ券としてガソリンスタンドでも使えます。

モリ券でガソリン代を支払う土佐の森・救援隊理事の田植さん

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ガソリンスタンドのレジを見せてもらいました。左側にクリップ止めで束になっているのがモリ券です。

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ところで,なぜここでモリ券を発行しているのか。それは森林を守り育てる人自伐林家(自ら所有する森林で伐採を行う林業家)が減少し,問題点の多い大規模化する林業などによって不健全な森林が増加しているという強い危機感があるようです。モリ券は単に森林のボランティアを集める手段というだけではなく,地元の林業以外の人々にも地元の森に関心を持ってもらうということがその動機にあるとのことでした。

もちろん,誰もが簡単に林業のボランティアができるのかという疑問がわきますが,土佐の森・救援隊では作業を標準化することでセミプロではなくても作業することができる仕組みを作っています。われわれもそれを見学させてもらいました。

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今回の視察は1日目にお話を伺い,2日目に山に入って作業を見学するというスケジュールだったのですが,羽田空港に移動中柏崎駅で1時間20分ポイント故障と言うことで停止して飛行機に間に合わず,現地に着いたのが夜の8時。山の中なので途中から真っ暗な中携帯も通じない状態でレンタカーを運転していきました。途中雪も降り出し,個人的には少々つらかったです。

これは2日目の朝。とても寒い。

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ただし,その分得られたものは多く,先に地域通貨ありきではいかに地域通貨が持続しないかということを痛感しました。それぞれの土地で抱える問題を痛切に感じた地元の人々がみずからその問題解決に向かうとき,ツールとして地域通貨が役立つのだということが今回の視察を通じて改めて認識しました。モリ券それ自体の仕組みは非常にシンプルですが,「自伐林業的森業」広めていくツールとしては十分機能しており,徐々にではあるけれども仕組みは進化しつつあると思いました。

モリ券や土佐の森・救援隊の活動については以下を参照のこと。

土佐の森・救援隊のHP

事務局長 中嶋健造さんのHP 里山’s Bar

四万十通信