上越市まちづくり市民大学

6/13に上越市まちづくり市民大学が開講されました。

これは,上越市におけるまちづくりのリーダーを育成する市民講座で,すでに13回目とのことでした。

まちづくり市民大学の修了生によって企画・運営などがなされているようです。

第1回は,加藤哲夫氏(NPO法人 せんだい・みやぎNPOセンター代表理事)による公開講座「まちは誰がつくるのか??効果のあがるまちづくりの考え方?」でした。

加藤氏によれば,「まち」とは公共空間のことであり,困っている事などを自らの問題として発信し,それを皆の問題として共有し,解決していくプロセスを通じて「まち」がつくられていくようです。

おもしろいのはその担い手の話で,「ボランティアすることが好きでたまらない人」はまちづくりの担い手にはなり得ないということでした。このような人は,皆の問題として共有するプロセスを担えないからです。

加藤氏によると,問題を共有していくプロセスを担えるのは「目の前にある問題を自ら解決していく人」のようです。ボランティアとは「無償で人のために奉仕すること」ではなく,「自律的に問題解決を行うこと」であって,それが無償なのはその活動に対してだれも対価を支払ってくれないからだということでした。

自律的に問題解決をしながらもきちんとその対価を受け取る仕組みをいかに形成するかという問題は,近年の社会企業家の問題にも関連しているわけですが。この講座は後にまちづくりのプランニングなどもやっていくようです。

今後またおもしろそうなことがあればここにアップしたいと思います。

全10回のスケジュールについてはこちらからどうぞ。