5/8-9に北陸建設弘済会研究プロジェクト「中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究」の会議で長岡市川口地区(旧川口町)に行ってきました。
初日は川口町体験交流センター「朝霧の宿・やまぼうし」にて会議と住民との意見交換会を行い,その後交流会を行いました。
ここ「やまぼうし」はもともと木沢小学校だったので,会議や交流会は元音楽室だった場所で行いました。住民との意見交換会は,元町長を含めた11名ほどの住民の方々と我々研究グループとで自己紹介や現在の活動の課題などについてお話を伺いました。詳細を書くことはできませんが,震災後の住民による主体的な地域おこし活動が様々な集落で行われていること,そしてその活動を持続的に行っていくために具体的に何が必要なのかということについてお話を伺えました。印象としては,様々な集落が地域おこしという活動を通じて,他の集落や地区とつながっていきたいという枝がたくさん出ているようでした。そして,地域通貨がその枝をつなげていく媒介として機能するのではとの印象を持ちました。「震災がなければこの地区は徐々に気づかないうちに衰退していたと思う。震災があって自分たちで地域おこしをしなければだめなんだと気づいた」「夜に散歩すると以前は灯りがついていた場所が次第に灯りが消えていく。その状況になれつつあるけれども未だになれない」など印象に残っています。
交流会の料理は地元の人たちによる手作りです。ふきのとうの春巻きはうまかった。
ここ,やまぼうしの体育館には,住民の活動を紹介する様々なポスターが貼ってあります。その一部を紹介します。
2日目は川口地区の視察です。まずは2004.10.23に起きた中越地震の震央地を見に行きました。写真の奥の列の右から二番目の棚田の地下13キロが震央です。記念碑が建っています。
次に見に行ったのは,「あぐりの里」です。1日多いときは240万円の売り上げがあるようです。
最後は,東川口地区です。旧川口町役場(現川口支所)などを見ました。ここでは,毎月第三日曜日に「よってげてぇ ふれあい市」が開催されています。
今回は,視察だけですが,近いうちにまた訪問する予定です。その時にはまたここでその時のことをアップする予定です。