10/17に上越教育大学学校教育実践研究センターで第24回上越教育大学社会科教育学会(上社学)が開催されました。
以下はその報告です。
総会の後,研究発表が行われました。以下ががその報告プログラムです。
松田寛子(本学修士課程)「幕末の加賀藩における町人の情報に関する一考察–青木家文書の分析–」
朴翰民(韓国教育大学歴史教育大学院修士課程 本学研究生)「稲葉岩吉の朝鮮史研究」
後藤花枝(本学修士課程)「高度経済成長期における中卒就職者の集団就職–新潟県上越地方と桜新町商店会を事例として–」
吉田昌幸「地域通貨の特性,その課題と可能性–北海道苫前町地域通貨流通実験を通して–」
鈴木敏紀(上社学顧問 私の前任者です)「リサイクル・マーケットと地域通貨–上越市大和四丁目町内会の事例報告」
大学院生の報告は修士論文に向けての中間報告でした。私としてはサザエさんで有名な桜新町商店会とここ上越高田に深い関係があったことに驚いています。私も地域通貨について少し話しました。鈴木先生がやっている「やまと」がよりよく流通するように願います。
研究報告の後,田部俊充(日本女子大学)先生の講演が行われました。題目は「米国近代地理教育の源流–S.G.グッドリッチ(1793-1860)の再評価–」です。
内容は地理教育についてのものでしたが,私としてはグッドリッチやエマーソンやウェブスターなどがピーター・パーレー・シリーズのゴーストライターであったとの指摘が興味深かったです。
その後の懇親会も盛り上がり,OBの方々とも話ができて上社学のネットワークの深さと広さを実感しました。
上社学にむけて様々な準備をし当日の運営もされた院生の皆さん,お疲れ様でした。