タグ別アーカイブ: 地域通貨

地域通貨ゲーム@山形県飯豊町中津川地区

2013年12月4日に山形県飯豊町の中津川地区で地域通貨ゲームを行いました.

当地区では2014年2月をめどに地域通貨導入を計画しています。今回はそのデザイン策定過程の一環としてゲームを行いました.

10月には講演という形で地域通貨の話しをさせてもらいましたが,それと比べて地域通貨についてより理解が深まったようです.

参加者からは「円と比べて地域通貨がより気軽に利用できる」との意見もいただきました.

あと1回ほどゲームを行いながら,地域通貨のデザイン策定に協力していく予定です.

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小樽商科大学にて地域通貨ゲームを行いました

2013年7月3日と7月10日に小樽商科大学の総合科目1C「グローバリズムと北海道経済」にて地域通貨ゲームを行いました.

7月3日は紙幣型,7月10日はLETS型の地域通貨ゲームを行いました.

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紙幣型とLETS型のゲーム結果は以下のようになっています.

(1)紙幣型の実施結果

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(2)LETS型の実施結果

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紙幣型ではみな銀行から借金することもなく取引できたようですが,LETS型では銀行から借金するグループも出てきました(収入や支出の大半はサイコロによって決まるので,この結果は地域通貨の違いによるものではありません).最後のディブリーリングではLETS型の地域通貨の方がよいという意見が多かったです.これは昨年上越教育大学で行った結果と同様でした.取引毎に記録されている点がよかったようです.

今回の地域通貨ゲームの実施においては,小樽商科大学の江頭進教授,と小樽商科大学地域研究会の宮﨑義久研究員,そしてアシスタントをしてくれた江頭ゼミの方々に協力していただきました.大変ありがとうございました.

 

 

西部忠編『地域通貨』出版のおしらせ

ミネルヴァ書房から西部忠編『地域通貨』が出版されます。

国内外の地域通貨の理論家や実践家による論考や地域通貨のデータベース,

さらに地域通貨に関連する経済学説の抜粋が掲載されています。

私は翻訳や資料編にて協力させていただきましたが,地域通貨に関心の

ある方はぜひ一度手にとって見てください。

 

 

上越教育大学での地域通貨ゲームver.3の実施

11/27と12/4に上越教育大学の現代社会論受講者を中心に地域通貨ゲームを実施しました。

今回のゲームは9月にJAISTで行ったものと同じゲームですが,11/27は紙幣型,12/4はLETS型というように,二種類の地域通貨を用いました。

今回のバージョンでは,(1)地域外との円の流出入(地域外からの収入−地域外での購入支出),(2)地域の内外両方で販売しているアイテム(地域内での販売価格>地域外での販売価格)の選択,(3)ボランティアの実行率(ボランティアを一回提供する毎に次のターンの地域外からの収入が5%減少)という3点が地域通貨導入前後でどのように変化をするのかについて見るのと同時に,地域通貨ゲーム前後でのアンケート結果を検討することで,地域通貨ゲームでの取引行動が参加者の意識にどのような影響を与えるのかを検討するという目的を置いています。

詳細な結果はこれからですが,取引行動の結果を見てみると,地域通貨導入後は(1)全体的に地域外からの収入−地域外での購入支出が黒字に転じていたり,(2)地域内部でのアイテム選択割合が増えたり,(3)ボランティアを断る割合が減ったりという結果が見えてきました。12/11に行ったデブリーフィングでは,二回のゲーム結果を皆で見ながら行動を振り返りましたが,銀行からの借金が膨らんでくると,地域通貨よりも円でアイテムを販売するようになったり,ボランティアを断ったりするなどいろいろ考えていることも見えてきました。

今回同じ設定で紙幣型とLETS型の二つのタイプの地域通貨を用いてゲームをしましたが,学生たちはLETS型の方がよいという回答が多かったです。LETSのマイナス残高については使っているときは不安だったという参加者もいましたが,仕組みを説明して理解してもらえたようです。ただその一方で,紙幣型では円への換金ができるように設定していたので,換金可能な紙幣型が良いという意見もありました。さらにいえば,自分ならば地域通貨を使わない。円一種類が良いという意見もありました。地域通貨ゲームをしたからといって地域通貨がよいものであるとすりこむことはできないようです(もちろん地域通貨が良いものであるとすりこむことはゲームの目的ではありません)。

これから詳細な結果の考察をしていきますので,その成果が上がったらまたここで報告させてもらいます。

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地域通貨ゲームver.3を実施しました

9/29に北陸先端科学技術大学院大学で開催されたJAISTフェスティバルにおいて,地元中学生を対象とした「一日大学院」が開催され,北陸先端科学技術大学院大学の橋本敬先生と小林重人先生,そして橋本研究室のメンバーの方々と一緒に地域通貨ゲームver.3を実施しました。

 

さて,実施本番は事前に考えていた以上にスムーズに進み,最初はおとなしかった生徒たちも次第に元気にそして楽しそうにゲームをしてくれて安心しました。

今回のゲームでは,ボランティアをすることによって次のターンの収入が5%減るという仕組みをおいたり,ターン毎でそれぞれの販売する商品でどれくらい地域通貨を受け取るかを決めるルールをおいたりして,地域通貨導入後の行動の変化を見る仕掛けをおきました。

 

地域通貨ゲームの結果の一部を公開します。

結果の詳細については,これから分析していきますが,今回対象が中学一年生とあっていろいろと仕組みをシンプルにしなければならず大変でした。しかし,その過程で地域通貨について改めて考えることができました。今回このような場を設けていただいた橋本先生と小林先生,そしていろいろな意見を頂いた橋本研のメンバーに感謝です。

8/6公開ワークショップのお知らせ

8月6日(月)の13時から北海道大学百年記念館大会議室において,研究分担者として参加している科学研究費補助金基盤研究(B)「制度生態系アプローチによる経済政策論の研究:進化主義的制度設計と地域ドック」(研究代表者:西部 忠)と北海道大学大学院経済学研究科地域経済経営ネットワーク研究センターの共催で公開ワークショップ「制度生態系アプローチによる経済政策論の展開」が開催されます。

内容としては,制度生態系と進化主義的制度設計に関する理論と事例の研究,そしてコミュニティ・ドックについての方法論と事例研究となっています。

ご関心のある方はぜひおいでください。

詳しくはこちらから。参考文献などもダウンロードできます。

地域通貨ゲームver.1の結果公開

2010年から2011年にかけて新潟県長岡市川口地域と北海道北見市において行った地域通貨ゲームのデータを公開します.

2010年12月3日に長岡市川口地域で行った地域通貨ゲームの様子

2011年3月28日に北海道北見市で行った地域通貨ゲームの様子

今回は,これに加えて2010年11月に上越教育大学で2回行った地域通貨ゲームの結果も併せて公開します.

ご関心のある方はこちらからどうぞ.地域通貨ゲームver1の設計と結果

 

長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル

11/24に新潟県自治会館において,新潟経済同友会と社団法人北陸建設弘済会主催の地域の明日を考える講演会「北陸の再生戦略を考える」が開催されました.

メインは読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏による「日本の明日のために,今地方でできることは何か」でしたが,その前に地域活動報告として「長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル」について報告させていただきました.その時の資料を添付しますので,ご関心のある方はどうぞ.

地域活動報告「長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル」

 

 

 

 

講演会のお知らせ

2011年11月24日(木)の13:30から新潟県自治会館「講堂」において,新潟経済同友会と北陸建設弘済会が主催する講演会「北陸の再生戦略を考える」が開催されます.

メインは読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏の講演「日本の明日のために,今地方でできることは何か」ですが,私もその前に「長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル」というタイトルで地域活動報告をします.ご関心のある方はファックス(025−383−1233),電話(025−381−1054)あるいはメール(chiiki.asu@gmail.com)で参加申し込みください.申し込み・問い合わせは社団法人北陸建設弘済会 北陸地域づくり研究所までどうぞ.

戸田オール 地域通貨deお店体験隊!

9/25に埼玉県戸田市市役所前で開催された「上戸田ゆめまつり」において「地域通貨deお店体験隊」が開催されました.

約一ヶ月の準備で仕入れ,利益の計算方法,売り方の工夫,挨拶の仕方などを勉強してきた子どもたちがいよいよ実際に自分たちで企画した商品を販売することになりました.

利用する場合は,受付で戸田オールを購入(1オール=1円)し,オールでお店の商品を購入する事になります.お店はくじ引きをして駄菓子があたる「男力チーム」,わなげやガチャガチャでお菓子があたる「New戸二っ子6チーム」,お菓子の入っている袋をつる「つり太郎チーム」,トランプゲームや的当てビンゴゲームでお菓子があたる「わくわくガールズSHOPチーム」の4チームです.いずれも小学5年生が中心です.

いずれのチームもお菓子を売る工夫をしたり,ユニフォームを用意したりと張り切っていました.

いずれの店も開店2時間ほどで商品が売れ尽くし,9820オールの利益を挙げるチームもありました.最終的には全てのチームの利益を合算して子どもたちで分配することになっているようで,1人1200オールの分配を受けていました.子どもたちに何に使うのと聞いて見ると,「貯めておく!」というのが多かったです.

われわれはこれにあわせて,参加した子どもたちと保護者の方,そして上戸田ゆめまつりへ来場していただいた方々にアンケート調査を行いました.戸田オールに関する認知度や,円といた国民通貨と地域通貨との利用意識の違いなどの調査です.戸田市には商店街で出している「戸田オールカード」というポイントカードがあって,地域通貨戸田オールについての認知度があまり高くないようでした.これらの調査結果については後ほど報告書としてまとめる予定です.