タグ別アーカイブ: 地域通貨ゲーム

論文賞受賞(日本シミュレーション&ゲーミング学会)

日本シミュレーション&ゲーミング学会にて,小林重人・吉田昌幸・橋本敬(2013)「ゲーミングとマルチエージェントシミュレーションによる地域通貨流通メカニズムの検討」『シミュレーション&ゲーミング』Vol.23, No.2, pp.1-11を中心とした地域通貨ゲームに関する研究に対して,小林重人氏(北陸先端科学技術大学院大学)と共に論文賞をいただきました.

地域通貨ゲームは2003年の北海道苫前町で始め,その後2009年頃から大幅な改訂を加えて現在に至っています.今回これらの業績を評価していただき大変嬉しく思います.

ゲーミング・シミュレーションは,ゲームの体験することによってプレイヤーがそれぞれ各自の「リアリティ」を認知し,それを言語化し他のプレイヤーと共有していくことで,「もうひとつの世界」を構想する上で優れたものであると思います.地域通貨を地域に導入するという「もうひとつの世界」を現実に構築していく過程で様々な利害関係者が関わることのできる場を構築できます.

今後とも全国で声をかけていただいた地域で地域通貨ゲームを行うと共に新たな問題設定の下改良を加えていくつもりです.

 

ICSCC報告

2015年10月27日から30日にサルバドール(ブラジル)のバイーア連邦大学にて3rd. International Conference on Social and Complementary Currenciesが開催されました.

今回は,小林重人氏と共同で地域通貨の導入・デザイン手法としてのシミュレーション&ゲーミングの可能性について報告をしました.

地域通貨のゲーミングに関する設定や手法について有意義な議論をすることができ,今後の研究にとって新たな視点を得ることができました.

プロシーディングは以下からどうぞ.

Simulation and Gaming as tools for designing a community currency system (Masayuki YOSHIDA, Shigeto KOBAYASHI), 3rd. International Conference on Social and Complementary Currencies, School of Administration at the Federal University of Bahia, Salvador, Brazil (October ,2015)

IMG_3997CIMG2644 CIMG2645

『シミュレーション&ゲーミング』論文掲載のお知らせ

『シミュレーション&ゲーミング』23(2)に論文「ゲーミングとマルチエージェントシミュレーションによる地域通貨流通メカニズムの検討」(小林重人,橋本敬との共著)が掲載されました.

ご関心のある方には抜き刷りを差し上げます.メール等にて連絡をください.

小林重人・吉田昌幸・橋本敬「ゲーミングとマルチエージェントシミュレーションによる地域通貨流通メカニズムの検討」『シミュレーション&ゲーミング』Vol.23, No.2, pp.1-11.

ISAGA2014

2014年7月7日から11日までオーストリアのドルンビルンで開催されたISAGA (the International Simulation and Gaming Association)2014に参加してきました.

学会ではJAISTの小林重人氏との共同研究を, Community Currency Game: a tool for introducing the concept of community currenciesというタイトルでポスター報告しました.内容は昨年と今年に山形県飯豊町と石川県津幡町で行った地域通貨ゲームの紹介と,地域通貨導入デザインにおけるゲーミングシミュレーション利用法についてです.多くの方からコメントやアドバイスを頂き大変勉強になりました.

プロシーディングに掲載されたペーパーはこちらから,ポスターはこちらからダウンロードできます.ご関心のある方はどうぞ.

IMG_0324IMG_0108IMG_0217IMG_0402

報告書「新・買い物支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究」出版のお知らせ

北陸地域づくり協会での共同研究「新・買い物支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究(代表石川工業高等専門学校 熊澤栄二)」の報告書ができました.

これは,北陸先端科学技術大学院大学の小林重人氏と共に2014年の1月と2月に石川県の津幡町で行った地域通貨ゲームと地域通貨の勉強会で参加した研究プロジェクトです.

こちらからダウンロードすることができます.ご関心のある方はどうぞ.

『新・買い物弱者支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究報告書』

飯豊町中津川地区地域通貨導入検討会

2014年2月8日に山形県飯豊町中津川地区公民館にて地域通貨導入検討会に参加しました.

検討会は前半に簡易版地域通貨ゲームを行い,後半に協議を行いました.

協議では地域通貨の名称や発行単位,紙幣デザインや流通スキームなどについて話し合いました.

基本的な流通スキームは地域外部からのボランティアの方へ対価を地域通貨で支払い,それを地域内の店で利用してもらうということになっています.会議では地域内でいかに流通させていくかが話し合われました.また,そもそも地域通貨を導入するメリットとはという根本的な話しもゲームを通じてなされました.

この地域は過疎が進んでおり,長期的には地域外部からのボランティアなしには地域行事が成立しない状況に直面しつつあります.その状況を見据えて地域通貨を導入するという目的も会議の中で話し合われました.まちづくりに地域通貨を導入していく中津川地区の活動には今後も関わっていく予定です.

2月22日に飯豊町の旧中津川小・中学校で「中津川雪まつり」が開催されます.訪問した日には雪まつりであげる大きな紙風船をつくっていました.ここでのボランティアでまずは地域通貨を使用する予定になっています.ご関心のある方はどうぞ.詳しくはこちらまで.

DSC01351 DSC01358 IMG_1907 IMG_1914

地域通貨ゲーム@石川県津幡町

2014年1月25日に石川県津幡町において地域通貨ゲームを行いました.

北陸地域づくり協会での「買い物弱者支援」共同研究の一環で津幡町に地域通貨を導入することが検討されています.今回はそのためにそもそも地域通貨とはどのようなものなのかについて勉強会を行うということで,2回の勉強会を開催することになりました.1回目は地域通貨ゲームをおこない,2回目に事例紹介やディスカッションなどを企画しています.

津幡町では津幡町販売事業協同組合(スタンプ会)発行のドレミファカード(満点)というものがあり,それで町税や水道使用料などが納入できるようです,そのカードを基にして地域通貨を導入していくことを考えているようです.ゲームの後も40分ほど地元との方々との立ち話でのディスカッションがつづき話が尽きませんでした.ゲームを通じていろいろなことを考えてくれていたようで,ゲームの効用が早速表れたようです.

次回は,2月に今回のゲームのフィードバックをした後に事例紹介などをしていく予定です.

DSC01315DSC01316DSC01321DSC01328

地域通貨ゲーム@山形県飯豊町中津川地区

2013年12月4日に山形県飯豊町の中津川地区で地域通貨ゲームを行いました.

当地区では2014年2月をめどに地域通貨導入を計画しています。今回はそのデザイン策定過程の一環としてゲームを行いました.

10月には講演という形で地域通貨の話しをさせてもらいましたが,それと比べて地域通貨についてより理解が深まったようです.

参加者からは「円と比べて地域通貨がより気軽に利用できる」との意見もいただきました.

あと1回ほどゲームを行いながら,地域通貨のデザイン策定に協力していく予定です.

DSC01018DSC01030DSC01022DSC01026結果_20131204

 

小樽商科大学にて地域通貨ゲームを行いました

2013年7月3日と7月10日に小樽商科大学の総合科目1C「グローバリズムと北海道経済」にて地域通貨ゲームを行いました.

7月3日は紙幣型,7月10日はLETS型の地域通貨ゲームを行いました.

DSC00060DSC00061DSC00063DSC00064IMG_1537

 

紙幣型とLETS型のゲーム結果は以下のようになっています.

(1)紙幣型の実施結果

20130703

(2)LETS型の実施結果

20130710

紙幣型ではみな銀行から借金することもなく取引できたようですが,LETS型では銀行から借金するグループも出てきました(収入や支出の大半はサイコロによって決まるので,この結果は地域通貨の違いによるものではありません).最後のディブリーリングではLETS型の地域通貨の方がよいという意見が多かったです.これは昨年上越教育大学で行った結果と同様でした.取引毎に記録されている点がよかったようです.

今回の地域通貨ゲームの実施においては,小樽商科大学の江頭進教授,と小樽商科大学地域研究会の宮﨑義久研究員,そしてアシスタントをしてくれた江頭ゼミの方々に協力していただきました.大変ありがとうございました.