カテゴリー別アーカイブ: 未分類

「なおえつさんぽ」完成!

本年度の上越教育大学体験学習「新水族博物館の来館者に直江津の魅力を伝えるパンフレットをつくろう!」受講者による直江津ガイドマップ「なおえつさんぽ」が完成しました.

上越市水族博物館「うみがたり」や上越妙高駅,直江津駅などで配置していく予定です.

あわせて「なおえつさんぽ」のInstagramも開設していますのでこちらもご覧ください.

https://www.instagram.com/naoetsu.sanpo/?hl=ja

今回のマップ作成において協力して頂いた株式会社バーツプロダクションcocola編集部の栗田さんには大変感謝しております.この場を借りてお礼申し上げます.

書籍刊行のお知らせ

昨年度まで行ってきた,科学研究費補助金 基盤研究(B)「教科教育と教科専門を架橋する社会科内容構成に関する基礎的研究(研究代表者:松田慎也 上越教育大学大学院学校教育研究科,課題番号:26285199)」の成果として,風間書房から書籍が刊行されました.

タイトルは『社会科教科内容構成学の探求』です.「主として教科教育の側から研究されてきた「社会科」の教科内容を、教科専門の研究者たちが教科教育の専門家たちと対話的に協働しつつ、それぞれの専門性に立脚して、いわばメタ次元で分析・総合し、教科専門と教科教育とを架橋することのできる構成原理を、学術的基盤のうえに体系的に再構築しようという方向性を打ち出している点」が本書の特徴となります.

目次は,以下の通りで,私は第4章第2節「教員養成における経済・経済学教育――その目的・内容・方法に関する検討――」の中で,本学での経済・経済学教育について紹介を行いながら,ゲーミングを活用する可能性について考察しています.

はじめに
第1章 社会科の教科内容の体系的構成にむけて
第2章 空間系の社会科――地理的領域の教科内容構成――
第1節 教員養成系大学・学部におけるGIS教育の分析――教科内容学の視点を用いて――
第2節 防災教育における地理教育の役割
第3節 地域的観点を育成する授業案
第3章 時間系の社会科――歴史的領域の教科内容構成――
第1節 寛延4(1751)年(宝暦元年)高田地震を素材とした授業内容案――日本史学からのアプローチ――
第2節 「社会科的思考力」と歴史学研究者──「私」の研究体験を教科内容構成学的に記述する――
第3節 「世界史」の教科内容の構成の視座
第4章 価値次元の社会科――公民諸領域の教科内容構成――
第1節 童話「泣いた赤おに」から宗教を読み解く
第2節 教員養成における経済・経済学教育――その目的・内容・方法に関する検討――
第3節 憲法学と必修科目「日本国憲法」――教員養成における教科専門の役割――
第5章 社会科教育学と教科内容
第1節 イギリス教育界における「知識への転回」と教員養成――地理教育を中心に――
第2節 国定日本史教科書の中の外国史が担った役割――歴史教育における自国史と世界史を考える前提として――
第3節 社会科教育における価値教育の規範的研究──公民教育研究から──
あとがき

ご関心のある方に本書をおわけすることができますのでご連絡ください.

論文刊行のお知らせ(IJCCR)

地域通貨の国際誌IJCCRから小林重人氏(北陸先端科学技術大学院大学)との共著が刊行されました.ゲーミングシミュレーションとコンピューターシミュレーションを用いた地域通貨導入手法についてこれまでの実践などをもとにまとめたものです.以下からダウンロードできますので,ご関心の方は是非.

Masayuki Yoshida and Shigeto Kobayashi (2018) ‘Using Simulation and Gaming to Design a Community Currency System’ International Journal of Community Currency Research 2018 Volume 22 (Winter) 132-144 <www.ijccr.net> ISSN 1325-9547. DOI: http://dx.doi.org/10.15133/j.ijccr.2018.011

お知らせ

今月,「企業家活動の評価軸−−企業家競争の形成と発展をもたらす企業家活動−−」というタイトルの論文が『経済学研究』第61巻第1・2号109−125頁から出ました.

内容は,企業家活動を生産的・非生産的というような軸で評価をするのに替えて,機会の創出と消化,制度の進化と強化という二つの軸をもって評価することでより多様な企業家活動の評価が可能になると論じたものです.それに加えて先導的・追随的・寄生的・保守的という四つの類型の企業家活動が企業家競争という競争的秩序をいかに形成し発展させるのかということについてのモデルを示しています.

まだCiNii等には出ていませんが,情報がでましたらリンクを貼りますのでご関心のある方はご覧ください.

三条市地域通貨「らて」2ndステージキックオフミーティング

2/16に三条市東公民館にて地域通貨「らて」2ndステージキックオフミーティングが行われました.なぜ2ndステージなのかについては後ほど説明するとして,はじめに地域通貨「らて」について簡単に説明します(詳細についてはこちらをごらんください).

三条市では試験流通も含めると2002年から地域通貨「らて」が発行され,流通しています.発行目的は(1)市民活動やボランティアの活性化,(2)地域内での通貨循環を通じた地域経済の活性化,(3)環境活動の促進の三つです.

入手方法は,(1)スーパーや商店などで買い物をしたときにレジ袋をもらわない,スーパーや施設などに使用済みのてんぷら油を出す,食堂などではしを持参するという環境活動,(2)市民活動団体の活動に協力する,(3)市主催の事業に参加する,という三つあります.2009年度は92718枚が発行されていますが,内訳として(1)に当たる分として82120枚,(2)に当たる分として4134枚,(3)の目的に当たる分として6464枚が発行されています.発行割合から見ると,(1)の環境活動が発行の88.6%を占めているところが「らて」券の現在の特徴といえます.私もマイバッグ持参でスーパーマルセンで卵と牛乳を購入し「らて」券一枚もらいました.

発行された「らて」券はボランティア活動(2004年の「7.13水害」で活用)やコミュニティ活動(ヤマタノオロチ伝説まつりや不要品交換「かえっこらて」),行政の指定管理者施設(「いい湯らてい」でのドリンク券,「しらさぎ荘」での乳酸飲料,丸井今井邸の施設利用割引)での利用,そして38のサービス協力店での利用(「らて」券一枚で5%割引,「らて」券一枚でコーヒー一杯サービスなど)が可能となっています.

「らて」券は換金できません.市民は「らて」券20枚でエコゴミ袋(30l)3枚と交換できます.また,サービス協力店は「らて」券10枚で500mlの「千年悠水」一本(35枚で2lの「千年悠水」を一本)と交換できます.ある施設では交換した「千年悠水」を販売しているようです.

以上が簡単な「らて」の説明ですが,2ndステージとは何かというと,現在,発行主体は三条市で,運営をNPOさんじょうに委託している形をとっていますが,来年度から市からの委託料を廃止して,NPO主体で自律的に運営していくという新しいステージだということのようです.これまでの10年の蓄積を基にして,さらに「らて」の利用方法や流通デザインなどを改めて考えようというのが,今回のキックオフミーティングの趣旨なわけです.

このキックオフミーティングは全体で二部構成になっていて,第一部は私が「『らて』を自律的に運営していくために必要なものは何か?」というタイトルで地域通貨の事例紹介を行い,その後,新潟県岩船地区(村上市,関川村,粟島浦村)で地域通貨「キサラ」を発行しているNPO都岐沙羅パートナーズセンターの事務局長・斉藤主税さんによる「キサラ」の利用方法や現状などについての報告がなされました.

「キサラ」はNPOや企業や行政が互いに持っている資源を出し合い,利用していくという「広がりのある公」を作っていくことを目的に発行された地域通貨で,現在は主にコミュニティカレッジなどで利用されているようです(詳細はこちらから).私の方は,北海道や高知県の地域通貨の事例紹介を行い,地域通貨の流通デザインや発行形態を改めて考え直すための材料を提供しました.昨年長岡市川口地区で行った地域通貨ゲームの紹介などもそこで行いました.

第二部はワークショップ形式でこれまでの成果の振り返り,これからの運営体制のアイデア,そしてこれからの地域通貨の用途や循環という三つのテーマで話し合い,発表しました.

印象的だったのは,地域通貨の運営を,NPO,企業,行政の協同事業であるという意見です.今後行政からの委託料はなくなり,発行団体が自律的に運営していく必要にせまられているわけですが,これをきっかけとしてあらたな「らて」のあり方を打ち出していってほしいと思います.ところで,なぜ「らて」なのかといえば,三条では「そうです・そうだよね」を方言で「そうらて」と言うようです.

地域通貨ゲーム

11/25と12/3に長岡市西川口987番地の川口農村総合振興センターにて「『川口だけで使えるお金』で地域づくりを考える集い」を行いました。11/25は地域通貨についてのレクチャーを行いましたが,12/3は「地域通貨でできることを考えよう!」ということで,地域通貨ゲームを行いました。

今回行った地域通貨ゲームは,15の主体(会社員,主婦・主夫,米農家,野菜農家,医者,温泉,旅行代理店,酒造工場,せんべい工場,製麺工場,商店,ラーメン屋,お弁当屋,地域通貨事務局,銀行)を置き,参加者がその中のどれか一つの役割を担ってもらうというロールプレイングゲームです。このゲームは,地域通貨ゲゼル研究会のHPに掲載されているロールプレイングゲームを参考にして,北海道大学大学院経済学研究科専門研究員の栗田健一さんと北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程の宮﨑義久さんに協力していただきながら作成したものです。

各プレイヤーには役割表,取引表,お金(役割によって配布される金額は異なる)が配布されています。役割表には(1)ゲームを通じて達成してもらうクリア目標(例えば最終残高が20000円以上になる,困っている人を助けてあげるなど),(2)国民通貨で売れるもの(労働力,米,ラーメン,健康診断など),(3)地域通貨で提供できるもの(労働力,マッサージ,雪下ろしなど),(4)購入しなければならないもの(労働力2時間,お弁当,国内旅行に2回行くなど),(5)困っていること(子どもの世話をしてほしい,おいしいご飯の炊き方を教えてほしいなど)が記入されています。各プレイヤーは役割表に従って行動することになります。

ゲームは各プレイヤーが順番に売れるものを提供していくというターン制で行いました。例えば,米農家の番にくれば労働力と米を売るという訳です。工場などは労働力を雇いに,商店やお弁当屋などは米を仕入れに米農家のところへ行き購入します。このようにして銀行と地域通貨事務局を除く13主体が順番に売っていきました。

お金が足りなければ,銀行から借りることができます。借りる金額は制限なしですが,借りた翌ターンの銀行の番が来た時には利息10%をつけて返済しなければなりません。もし返せない場合は借り換え返済をしてもらいました。

最初の2ターンは地域通貨なしで取引を行い,第3ターン目の最初に地域通貨事務局に参加してもらいました。地域通貨事務局は(1)ボランティアイベントの開催と(2)地域通貨の購入と換金を行う役割です。ボランティアイベントに参加してもらった主体にはお礼として1000k(1k=1円相当)の地域通貨が支払われます。また,地域通貨を購入する際には20%のプレミアをつけました。500円で600kの地域通貨が購入できるというわけです。その一方で,一部の主体(工場や商店など)は地域通貨を換金できます。その際には20パーセントの換金手数料をつけました。

ゲームは全部で5ターン行いました。その成果は次のようになりました。

また,最後にそれぞれの役割から感想も述べてもらいました。

地域通貨ゲームは地域通貨の仕組みを知るということだけではなく,自分のまちでは地域通貨をどのような形で使えるだろうかということを考えるきっかけにもなります。私にとっても発見するところが大きく,非常に有意義な2時間でした。

更別村 公益通貨 サラリ

6/12-15まで科学研究費補助金基盤研究(B)「制度生態系アプローチによる経済政策論の研究:進化主義的制度設計と地域ドック」(研究代表者:西部忠北海道大学経済学研究科教授)の会議と調査で北海道の帯広市と更別村に行ってきました。

会議としてはこちらでやっている地域通貨の共同研究プロジェクトの協力のお願いをしてきたのですが,視察に関しては,初日に帯広市でのまちづくりを担われている國枝さんや梶野さん達と意見交換を行い(おいしいお酒を沢山飲み,最後はジンギスカンでした),次の日に更別村で行われている公益通貨「サラリ」の視察を行いました。

サラリはNPO法人どんぐり村サラリで発行している地域通貨で,現在100サラリと500サラリがあります。コミュニティ活動の活性化,ボランティア活動の促進,地域経済の活性化を目的としています。利用できるのは会員申し込みをした村民で,現在215ほどの会員数がいます。利用方法としてはボランティアやイベント時などの利用や村内商店街で利用できるだけではなく,住民税,水道料金,村内各施設の利用料金などの支払に利用できるところが特徴です。

利用できる商店街にはステッカーが貼ってあって,そこで利用できます。ほぼどこの商店でも利用できるようです。

今後は村の出産祝い金などにも利用できたらとの話でした。この地域通貨の準備会議に参加させてもらったのが5年ほど前でした。そこから着実に準備を進めて今に至っています。今後の展開が非常に期待される地域通貨の事例だと思います。

サラリに関してはこちらのニュースもどうぞ。

長岡市川口地区(旧川口町)視察

5/8-9に北陸建設弘済会研究プロジェクト「中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究」の会議で長岡市川口地区(旧川口町)に行ってきました。

初日は川口町体験交流センター「朝霧の宿・やまぼうし」にて会議と住民との意見交換会を行い,その後交流会を行いました。

ここ「やまぼうし」はもともと木沢小学校だったので,会議や交流会は元音楽室だった場所で行いました。住民との意見交換会は,元町長を含めた11名ほどの住民の方々と我々研究グループとで自己紹介や現在の活動の課題などについてお話を伺いました。詳細を書くことはできませんが,震災後の住民による主体的な地域おこし活動が様々な集落で行われていること,そしてその活動を持続的に行っていくために具体的に何が必要なのかということについてお話を伺えました。印象としては,様々な集落が地域おこしという活動を通じて,他の集落や地区とつながっていきたいという枝がたくさん出ているようでした。そして,地域通貨がその枝をつなげていく媒介として機能するのではとの印象を持ちました。「震災がなければこの地区は徐々に気づかないうちに衰退していたと思う。震災があって自分たちで地域おこしをしなければだめなんだと気づいた」「夜に散歩すると以前は灯りがついていた場所が次第に灯りが消えていく。その状況になれつつあるけれども未だになれない」など印象に残っています。

交流会の料理は地元の人たちによる手作りです。ふきのとうの春巻きはうまかった。

ここ,やまぼうしの体育館には,住民の活動を紹介する様々なポスターが貼ってあります。その一部を紹介します。

2日目は川口地区の視察です。まずは2004.10.23に起きた中越地震の震央地を見に行きました。写真の奥の列の右から二番目の棚田の地下13キロが震央です。記念碑が建っています。

次に見に行ったのは,「あぐりの里」です。1日多いときは240万円の売り上げがあるようです。

最後は,東川口地区です。旧川口町役場(現川口支所)などを見ました。ここでは,毎月第三日曜日に「よってげてぇ ふれあい市」が開催されています。

今回は,視察だけですが,近いうちにまた訪問する予定です。その時にはまたここでその時のことをアップする予定です。

六・十の市

今日,新井の六・十の市(6のつく日と10,20,30あるいは月末)の市に行ってきました。これで朝市全て制覇と言うことになります(以前の投稿については,二・七の市はこちらから,四・九の市はこちらから,一の日市はこちらからどうそ。三・八の市は投稿してませんでした)。

他の市とは違って,商店街のメインストリートで朝市をしているようで,賑わいがありました。

今日も,いつものように,どらやきを買い,

更にキムチを購入しました。

コミュニティバスもでていて,利用されている方もいました。

六・十の市は高田からは少々時間がかかりましたが,高田で行っている二・七の市や四・九の市でも一度本町通りでやってみても良いかなと思いました。コミュニティバスなどは三・八の市なんかでもやってみたらよいかと思います。