カテゴリー別アーカイブ: 地域通貨

論文「地域通貨使用経験がもたらす行動・意識の変容:ゲーミング・シミュレーションを用いた検討」出版のお知らせ

北陸先端科学技術大学院大学の小林重人氏との共著で「地域通貨使用経験がもたらす行動・意識の変容:ゲーミング・シミュレーションを用いた検討」『経済社会学会年報』36,pp.67-80. が出版されました.

ご関心のある方は抜き刷りを送らせて頂きます.メールにて連絡を下さい.

 

ISAGA2014

2014年7月7日から11日までオーストリアのドルンビルンで開催されたISAGA (the International Simulation and Gaming Association)2014に参加してきました.

学会ではJAISTの小林重人氏との共同研究を, Community Currency Game: a tool for introducing the concept of community currenciesというタイトルでポスター報告しました.内容は昨年と今年に山形県飯豊町と石川県津幡町で行った地域通貨ゲームの紹介と,地域通貨導入デザインにおけるゲーミングシミュレーション利用法についてです.多くの方からコメントやアドバイスを頂き大変勉強になりました.

プロシーディングに掲載されたペーパーはこちらから,ポスターはこちらからダウンロードできます.ご関心のある方はどうぞ.

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報告書「新・買い物支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究」出版のお知らせ

北陸地域づくり協会での共同研究「新・買い物支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究(代表石川工業高等専門学校 熊澤栄二)」の報告書ができました.

これは,北陸先端科学技術大学院大学の小林重人氏と共に2014年の1月と2月に石川県の津幡町で行った地域通貨ゲームと地域通貨の勉強会で参加した研究プロジェクトです.

こちらからダウンロードすることができます.ご関心のある方はどうぞ.

『新・買い物弱者支援システム:オンデマンド商店街の可能性調査・研究報告書』

飯豊町中津川地区地域通貨導入検討会

2014年2月8日に山形県飯豊町中津川地区公民館にて地域通貨導入検討会に参加しました.

検討会は前半に簡易版地域通貨ゲームを行い,後半に協議を行いました.

協議では地域通貨の名称や発行単位,紙幣デザインや流通スキームなどについて話し合いました.

基本的な流通スキームは地域外部からのボランティアの方へ対価を地域通貨で支払い,それを地域内の店で利用してもらうということになっています.会議では地域内でいかに流通させていくかが話し合われました.また,そもそも地域通貨を導入するメリットとはという根本的な話しもゲームを通じてなされました.

この地域は過疎が進んでおり,長期的には地域外部からのボランティアなしには地域行事が成立しない状況に直面しつつあります.その状況を見据えて地域通貨を導入するという目的も会議の中で話し合われました.まちづくりに地域通貨を導入していく中津川地区の活動には今後も関わっていく予定です.

2月22日に飯豊町の旧中津川小・中学校で「中津川雪まつり」が開催されます.訪問した日には雪まつりであげる大きな紙風船をつくっていました.ここでのボランティアでまずは地域通貨を使用する予定になっています.ご関心のある方はどうぞ.詳しくはこちらまで.

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地域通貨ゲーム@石川県津幡町

2014年1月25日に石川県津幡町において地域通貨ゲームを行いました.

北陸地域づくり協会での「買い物弱者支援」共同研究の一環で津幡町に地域通貨を導入することが検討されています.今回はそのためにそもそも地域通貨とはどのようなものなのかについて勉強会を行うということで,2回の勉強会を開催することになりました.1回目は地域通貨ゲームをおこない,2回目に事例紹介やディスカッションなどを企画しています.

津幡町では津幡町販売事業協同組合(スタンプ会)発行のドレミファカード(満点)というものがあり,それで町税や水道使用料などが納入できるようです,そのカードを基にして地域通貨を導入していくことを考えているようです.ゲームの後も40分ほど地元との方々との立ち話でのディスカッションがつづき話が尽きませんでした.ゲームを通じていろいろなことを考えてくれていたようで,ゲームの効用が早速表れたようです.

次回は,2月に今回のゲームのフィードバックをした後に事例紹介などをしていく予定です.

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地域通貨ゲーム@山形県飯豊町中津川地区

2013年12月4日に山形県飯豊町の中津川地区で地域通貨ゲームを行いました.

当地区では2014年2月をめどに地域通貨導入を計画しています。今回はそのデザイン策定過程の一環としてゲームを行いました.

10月には講演という形で地域通貨の話しをさせてもらいましたが,それと比べて地域通貨についてより理解が深まったようです.

参加者からは「円と比べて地域通貨がより気軽に利用できる」との意見もいただきました.

あと1回ほどゲームを行いながら,地域通貨のデザイン策定に協力していく予定です.

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小樽商科大学にて地域通貨ゲームを行いました

2013年7月3日と7月10日に小樽商科大学の総合科目1C「グローバリズムと北海道経済」にて地域通貨ゲームを行いました.

7月3日は紙幣型,7月10日はLETS型の地域通貨ゲームを行いました.

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紙幣型とLETS型のゲーム結果は以下のようになっています.

(1)紙幣型の実施結果

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(2)LETS型の実施結果

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紙幣型ではみな銀行から借金することもなく取引できたようですが,LETS型では銀行から借金するグループも出てきました(収入や支出の大半はサイコロによって決まるので,この結果は地域通貨の違いによるものではありません).最後のディブリーリングではLETS型の地域通貨の方がよいという意見が多かったです.これは昨年上越教育大学で行った結果と同様でした.取引毎に記録されている点がよかったようです.

今回の地域通貨ゲームの実施においては,小樽商科大学の江頭進教授,と小樽商科大学地域研究会の宮﨑義久研究員,そしてアシスタントをしてくれた江頭ゼミの方々に協力していただきました.大変ありがとうございました.

 

 

西部忠編『地域通貨』出版のおしらせ

ミネルヴァ書房から西部忠編『地域通貨』が出版されます。

国内外の地域通貨の理論家や実践家による論考や地域通貨のデータベース,

さらに地域通貨に関連する経済学説の抜粋が掲載されています。

私は翻訳や資料編にて協力させていただきましたが,地域通貨に関心の

ある方はぜひ一度手にとって見てください。

 

 

上越教育大学での地域通貨ゲームver.3の実施

11/27と12/4に上越教育大学の現代社会論受講者を中心に地域通貨ゲームを実施しました。

今回のゲームは9月にJAISTで行ったものと同じゲームですが,11/27は紙幣型,12/4はLETS型というように,二種類の地域通貨を用いました。

今回のバージョンでは,(1)地域外との円の流出入(地域外からの収入−地域外での購入支出),(2)地域の内外両方で販売しているアイテム(地域内での販売価格>地域外での販売価格)の選択,(3)ボランティアの実行率(ボランティアを一回提供する毎に次のターンの地域外からの収入が5%減少)という3点が地域通貨導入前後でどのように変化をするのかについて見るのと同時に,地域通貨ゲーム前後でのアンケート結果を検討することで,地域通貨ゲームでの取引行動が参加者の意識にどのような影響を与えるのかを検討するという目的を置いています。

詳細な結果はこれからですが,取引行動の結果を見てみると,地域通貨導入後は(1)全体的に地域外からの収入−地域外での購入支出が黒字に転じていたり,(2)地域内部でのアイテム選択割合が増えたり,(3)ボランティアを断る割合が減ったりという結果が見えてきました。12/11に行ったデブリーフィングでは,二回のゲーム結果を皆で見ながら行動を振り返りましたが,銀行からの借金が膨らんでくると,地域通貨よりも円でアイテムを販売するようになったり,ボランティアを断ったりするなどいろいろ考えていることも見えてきました。

今回同じ設定で紙幣型とLETS型の二つのタイプの地域通貨を用いてゲームをしましたが,学生たちはLETS型の方がよいという回答が多かったです。LETSのマイナス残高については使っているときは不安だったという参加者もいましたが,仕組みを説明して理解してもらえたようです。ただその一方で,紙幣型では円への換金ができるように設定していたので,換金可能な紙幣型が良いという意見もありました。さらにいえば,自分ならば地域通貨を使わない。円一種類が良いという意見もありました。地域通貨ゲームをしたからといって地域通貨がよいものであるとすりこむことはできないようです(もちろん地域通貨が良いものであるとすりこむことはゲームの目的ではありません)。

これから詳細な結果の考察をしていきますので,その成果が上がったらまたここで報告させてもらいます。

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ゲームで社会科授業を活性化しませんか?

10/31から以下の日程で,上越教育大学の志村先生,小島先生と共にゲームを使った社会科授業の活性化についてセミナーを開催します。

詳細は以下の通りとなっています。社会科の授業などでゲームを活用したい先生方でお時間のある方はぜひ参加ください。

参加は,以下のホームページから登録できます。

ちなみに,私は11/28担当で,地域通貨ゲームを題材に,ゲーミングの作製について話す予定です。

 

テーマ:ゲームで社会科授業を活性化しませんか?
開催日程
第1回 10月 31日(水) 18時30分~20時00分
 志村喬(社会科教育領域)担当:社会科教育におけるゲーム教材の発生・展開につ
いて,具体的で易しいゲーム体験を交えて解説します。
第2回 11月 14日(水) 18時30分~20時00分
 小島伸行(法・宗教社会学領域)
第3回 11月 28日(水) 18時30分~20時00分
 吉田昌幸(経済学領域)
場所:
上越教育大学学校教育実践研究センター  セミナー室1

*詳細は下記HPをご覧下さい。
http://www.educ.juen.ac.jp/seminar/public/detail?seminarCd=95