カテゴリー別アーカイブ: 商店街

戸田オール 地域通貨deお店体験隊!

9/25に埼玉県戸田市市役所前で開催された「上戸田ゆめまつり」において「地域通貨deお店体験隊」が開催されました.

約一ヶ月の準備で仕入れ,利益の計算方法,売り方の工夫,挨拶の仕方などを勉強してきた子どもたちがいよいよ実際に自分たちで企画した商品を販売することになりました.

利用する場合は,受付で戸田オールを購入(1オール=1円)し,オールでお店の商品を購入する事になります.お店はくじ引きをして駄菓子があたる「男力チーム」,わなげやガチャガチャでお菓子があたる「New戸二っ子6チーム」,お菓子の入っている袋をつる「つり太郎チーム」,トランプゲームや的当てビンゴゲームでお菓子があたる「わくわくガールズSHOPチーム」の4チームです.いずれも小学5年生が中心です.

いずれのチームもお菓子を売る工夫をしたり,ユニフォームを用意したりと張り切っていました.

いずれの店も開店2時間ほどで商品が売れ尽くし,9820オールの利益を挙げるチームもありました.最終的には全てのチームの利益を合算して子どもたちで分配することになっているようで,1人1200オールの分配を受けていました.子どもたちに何に使うのと聞いて見ると,「貯めておく!」というのが多かったです.

われわれはこれにあわせて,参加した子どもたちと保護者の方,そして上戸田ゆめまつりへ来場していただいた方々にアンケート調査を行いました.戸田オールに関する認知度や,円といた国民通貨と地域通貨との利用意識の違いなどの調査です.戸田市には商店街で出している「戸田オールカード」というポイントカードがあって,地域通貨戸田オールについての認知度があまり高くないようでした.これらの調査結果については後ほど報告書としてまとめる予定です.

戸田オール 地域通貨deお店体験隊 準備会

9/17に埼玉県の戸田市で発行している戸田オールを活用した「地域通貨deお店体験隊」の準備会に参加させていただきました.

9/25に戸田市役所前歩行者天国で開催される「第15回かみとだゆめまつり」で小学生たちが戸田オールをつかって仕入れた商品を売るという「地域通貨deお店体験隊」を行うのですが,その準備としてチームの名前や利益の出し方,看板やチラシの作成などを商工会の方を講師として勉強・準備していくのが今回のお店体験隊準備会です.今回は最後の3回目で,看板やチラシの作成,仕入れた商品のチェックや商品作りなどの作業を行いました.

今回参加のチームは小学五年生の男女17名で,計4チームでした.今回1チームが用事で準備会に参加できなかったようです.

最後は挨拶の練習をしました.来週お店体験隊の取材をしてきます.

 

地域通貨ねやがわ「げんき」&地域通貨「未杜」

9/10-11に大阪府寝屋川市で行っている地域通貨ねやがわ「げんき」と兵庫県丹波市でおこなっている地域通貨「未杜(みと)」を見にいってきました.どちらも10年近く地域通貨を発行しているという点で,地域通貨の成功事例といってよいと思います.ただ,この二つの地域通貨は制度も目的も違い,今回あらためて多様な地域通貨の在り方を実感しました.

1.地域通貨ねやがわ「げんき」:都市・商品券型・福祉の担い手づくり

さて,NPO法人地域通貨ねやがわで発行している「げんき」ですが,仕組みは商品券タイプで,ボランティアで受け取った地域通貨を商店街でも利用できるというものです.現在の参加状況ですが,中心となるボランティアを行う団体(活動団体)は現在14,ボランティアをしてもらった人や団体(利用会員)の数が75団体+13名の個人,そしてげんきが利用できる商店街,店舗.事務所(貢献会員)が400店舗となっています.ここ最近では,グリーン家電エコポイントの交換対象としてげんき券を発行するということにもなっているようです.日本の地域通貨の中で見ても大規模だということがわかると思いますが,それは639万円相当のげんき券が平成22年度に発行されたということでもわかります.また,地域通貨の啓蒙活動として寝屋川あいの会理事長の三和さんや地域通貨ねやがわの事務局長の二反田さんや石渡さんが精力的に活動しているようです.

「げんき」の特徴を挙げるとすれば,(1)流通地域が都市であること,(2)商品券型の地域通貨であること,そして(3)福祉の担い手づくりが目的となっていることの三点を挙げることができると考えます.(1)は都市の中での流通であり,後ほど見ていく「未杜」とは異なりコミュニティそれ自体の密度は低いかもしれませんし,むしろ商店街が地域コミュニティの中心となっているということが言えます.それは(2)商品券型の地域通貨をとっていることの理由なのかもしれません.商品券型という「形のある」地域通貨を用いていることはボランティア活動のような地域貢献をした証しとなると同時に,その証しを商店街での商品やサービスと交換できるようにすることで商店街にコミュニティの中心があると考えられるからです.そして,それは(3)ボランティア活動の中身にも反映されていると言えます.高齢者への食事提供サービスや和太鼓教室,子育て支援や家事支援など,ニーズはあるが担い手が少ない状況に対して有償ボランティアの担い手を育てていこうとする目的は未杜とはちょっと違うボランティア活動支援の方向性なのかと思います.

そして,抱えている課題も特徴的でした.一つはげんき券の利便性とげんき券の理念とのバランスの問題を話されていました.利便性を挙げれば円に近くなってよいけれども,発行目的が変わってしまうのではないかということでした.この点商店街の方も事務局の側も基本はボランティアをしてげんき券をもらうという方針を変えてはならないという点で一致しているようです.そして,もう一つは運営資金の問題でした.様々な補助・助成金をもらいながら継続しているけれども,長期的に見ればもっと安定的な財源が必要ということでした.大規模でやっている限りこの問題は常にあるようです.

 

2.地域通貨「未杜」:農村・LETS・交流の場づくり

地域通貨「未杜」は兵庫県丹波市にあるNPO法人丹波まちづくりプロジェクト事務局で発行しているLETS型の地域通貨です.年会費2000円,入会時デポジットとして1000円を支払って会員になると通帳カードをもらえて取引ごとに記入していくというLETS方式をとっています.なので,例えば大きくなって乗らなくなった子供用の自転車を新しく子供用の自転車が必要な人に2000未杜で譲ると,自転車をもらった人の通帳には「−2000未杜」,譲った人の通帳には「+2000未杜」が記入されます.場合によっては通帳の残高がマイナスになる場合もありますが,このシステムではそのマイナスは誰かの通帳のプラスになっているので問題有りません.現在会員は140名ほどで,赤井さんを中心に月一回ほどの「井戸端会議」,年四回の季刊紙「未杜新聞」などが行われています.今回訪問時間が少なかったのですが,赤井さんの自宅の事務所に7−8名ほどの方にきていただきお話を伺うことができました.

印象的だったのは,未杜井戸端会議の実施の仕方です.おもしろいのは会員の方が講師になって,子育てや商店街の在り方,外国の教育事情やなどの講演をしたり,お菓子や庭木の剪定教室などを開催していることです.地元の人の持っている能力をコミュニティで活用していくという考え方です.また,これはLETS特有の現象ですが,自分の通帳が赤字になってしまうことを気にかけているようでした.地域の人にいろいろもらったりやってもらっているばかりで通帳が赤字になってしまって,ちょっと気が引けるというようなことでした.これについてどう思うか聞かれたのですが,私は「赤字がでていることはそれだけコミュニティのメンバーができるサービスや財があるということなので,コミュニティが豊かな証拠だ」というような答えをしました.ただ未杜にはプレゼント未杜というのがあって,黒字を持っている人が赤字の人に未杜をあげることができるようです.

さて,未杜の特徴として(1)農村,(2)LETS,(3)交流の場づくりという三つが挙げられます.(2)については既に紹介したのでここでは省略します.(1)についていえば,大都市とは異なり集落の結束が強い農村的な特徴をこの地域が持っているということです.これは(3)にもかかわっていますが,今回参加された会員の方が「昔からのムラのルールに従わせるようなやりかたで地域に参加させるのではなく,未杜のようなオープンや方法で地域に参加させるのが未杜の特徴だ」というようなことを言っていました.これまでずっとこの地域に住んでいる人,Uターンで戻ってきた人,都市から農村へとIターンした人など多様な人々の交流を可能とする場をつくっていくものとして未杜があるのだと言うことでした.この点山﨑茂・赤井俊子「地域通貨が地方都市農村集落の地域コミュニティ再生に果たしうる役割について−地域通貨「未杜」を事例として−」『創造都市研究(大阪市大)』第6巻第2号51−70頁2010年12月を見ると,主に未杜を使っている「ハブ会員」は地域とのつながりの強い人よりも弱い人であったとの研究成果にも現れています.町内会や自治会や血縁などとは異なるつながりや交流の場を未杜が創っているということです.地域通貨がつくるコミュニティってこれなんだなと今回感じました.

 

第4回 城下町高田らーめん祭りでアルバイトを募集しています!

4/9に高田本町商店街の通りで「城下町高田らーめん祭り」が行われる予定です.そこで,現在アルバイトの学生を募集しています.

詳細は以下の通りですので,関心のある学生は私あるいは本町コンシェルジュの田鹿さんに連絡してください.

公民教材開発論(4)プレゼンファイル公開

公民教材開発論のプレゼンファイルを公開しました。

pageの講義・ゼミの「2010年度公民教材開発論プレゼンファイル」からご覧ください。

プレゼン内容はパワーポイントのスライドショーあるいはPDFファイルでご覧いただけます。あわせて職人の技を動画で見ることのできるグループもあります。

公民教材開発論(3)プレゼン大会

2/3に本町5丁目にある,ほっとステーション五番館にて,公民教材開発論のプレゼン大会を行いました。

まずはじめは,竹内泰正堂さんのグループ。

このグループは竹内泰正堂さんの歴史や三代目ご主人の紹介などを行った後,お店で製造されている練り切りとカステラの製造方法を動画や写真などを使って詳細に取材されていました。ご主人の動作や手つきなど非常によくわかるプレゼンでした。

ちょっとだけ取材されています。

次は,お茶の正香園さんのグループ。

このグループははじめにお茶の歴史や正香園さんで販売されているお茶やのりの種類や保存方法などをプレゼンした後,

習ったお茶の入れ方を実演してくれました。

なぜか,プレゼンしているメンバーが飲んでますが。ちなみに,ティーバッグをペットボトルに入れて水出しでもおいしく飲めることも実演してくれました。

最後は,トータルリビング上越紺太さんのグループ。

このグループははじめに眠ることの大事さを説明した後に,上越紺太さんの紹介をしてくれました。その後,

まくらをもった奥君が登場しました。彼,実際に紺太さんで枕を作ったようです。ちなみに,今持っている枕はこれまで使っていた枕だそうです。

枕を作る際,このようなカルテに記入します。プレゼンではこのカルテを渡して項目ごとに皆で内容を見ていき,オーダーメイド枕を作っていく過程を追体験していきました。

奥君。作ってもらった枕に満足していました(この枕は今まで使っていた枕です)。

最後に,お世話になった田鹿さんから講評。

皆さん,短期間の割にはよく頑張りました。

さて,今回プレゼンに使用したパワポの資料ですが。後日アップロードする予定です。関心のある方はご覧ください。

公民教材開発論(1)

今年の公民教材開発論は,昨年度と同様本町コンシェルジュの田鹿さんに協力していただき,商店街がもつ技術に着目して学生に取材とプレゼンを行ってもらうことを目的に授業を行っています。

ちなみに,昨年度の公民教材開発論は以下からご覧ください。

全体取材告知プレゼン大会プレゼン資料

1/13は,全体取材と言うことで田鹿さんの案内の下,お茶の正香園さん(お茶の知識,おいしい入れ方など),トータルリビング上越紺太さん(枕のオーダーメイド),竹内泰祥堂さん(カステラ,練り切り)を皆で見学させていただきました。お忙しいなかいろいろ説明していただき大変ありがとうございました。

授業としては,班ごとにさらに取材を行い,2/3に本町5丁目にある「ほっとステーション」にてプレゼン大会を行う予定です。

プレゼン大会は参加自由ですので,ぜひお近くの方は見においでください。詳細は後日ここで告知させていただきます。