カテゴリー別アーカイブ: 中山間地の活性化

土佐の森・救援隊 中嶋健造氏講演会のお知らせ

3/17に上越市吉川区の吉川コミュニティプラザにて「副業的自伐林業の取組」と題した講演会が開催されます。

講師はNPO法人土佐の森・救援隊の 中嶋健造事務局長です。

以前私も視察に行きましたが,高知県いの町にて「モリ券」を活用した林業活性化に取り組んでいる団体です。

お時間のある方はぜひ参加ください。

問い合わせは,上越やまざと暮らし応援団(valley@valley.ne.jp)にどうぞ。

2013年02月25日09時24分54秒

学習ツールとしての地域通貨ゲームの設計とその実施結果の考察

以前進化経済学会で報告した内容の一部を「学習ツールとしての地域通貨ゲームの設計とその実施結果の考察」『経済学研究(北海道大学)』第62巻第1号69−87頁としてまとめました。

まだ電子版はアップされていないので,アップされ次第こちらにURLを掲載しようと思います。

地域通貨ゲームver.1の結果公開

2010年から2011年にかけて新潟県長岡市川口地域と北海道北見市において行った地域通貨ゲームのデータを公開します.

2010年12月3日に長岡市川口地域で行った地域通貨ゲームの様子

2011年3月28日に北海道北見市で行った地域通貨ゲームの様子

今回は,これに加えて2010年11月に上越教育大学で2回行った地域通貨ゲームの結果も併せて公開します.

ご関心のある方はこちらからどうぞ.地域通貨ゲームver1の設計と結果

 

長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル

11/24に新潟県自治会館において,新潟経済同友会と社団法人北陸建設弘済会主催の地域の明日を考える講演会「北陸の再生戦略を考える」が開催されました.

メインは読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏による「日本の明日のために,今地方でできることは何か」でしたが,その前に地域活動報告として「長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル」について報告させていただきました.その時の資料を添付しますので,ご関心のある方はどうぞ.

地域活動報告「長岡市川口地区における地域通貨を用いた地域循環・交流モデル」

 

 

 

 

お知らせ

昨年度まで共同研究者として参加した,社団法人北陸建設弘済会「北陸地域の活性化に関する研究助成事業プロジェクト5 中山間地の活性化策・課題解決の調査研究」に関する報告書を研究業績にアップしました.リンクを張ったページからその概要と報告書をダウンロードできます.詳しくはこちらからどうぞ.

高橋君,名誉村民になる!

今日,長岡地域復興支援センター 川口サテライトの3/30のブログ「名誉村民授与式」を見ていたら,院生の高橋君が名誉村民になっていました.

彼は旧川口町の木沢地区をフィールドに研究をしているのですが,名誉村民になったからにはよい研究をしてください.

ということで,高橋君がんばるように.

地域通貨ゲーム

11/25と12/3に長岡市西川口987番地の川口農村総合振興センターにて「『川口だけで使えるお金』で地域づくりを考える集い」を行いました。11/25は地域通貨についてのレクチャーを行いましたが,12/3は「地域通貨でできることを考えよう!」ということで,地域通貨ゲームを行いました。

今回行った地域通貨ゲームは,15の主体(会社員,主婦・主夫,米農家,野菜農家,医者,温泉,旅行代理店,酒造工場,せんべい工場,製麺工場,商店,ラーメン屋,お弁当屋,地域通貨事務局,銀行)を置き,参加者がその中のどれか一つの役割を担ってもらうというロールプレイングゲームです。このゲームは,地域通貨ゲゼル研究会のHPに掲載されているロールプレイングゲームを参考にして,北海道大学大学院経済学研究科専門研究員の栗田健一さんと北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程の宮﨑義久さんに協力していただきながら作成したものです。

各プレイヤーには役割表,取引表,お金(役割によって配布される金額は異なる)が配布されています。役割表には(1)ゲームを通じて達成してもらうクリア目標(例えば最終残高が20000円以上になる,困っている人を助けてあげるなど),(2)国民通貨で売れるもの(労働力,米,ラーメン,健康診断など),(3)地域通貨で提供できるもの(労働力,マッサージ,雪下ろしなど),(4)購入しなければならないもの(労働力2時間,お弁当,国内旅行に2回行くなど),(5)困っていること(子どもの世話をしてほしい,おいしいご飯の炊き方を教えてほしいなど)が記入されています。各プレイヤーは役割表に従って行動することになります。

ゲームは各プレイヤーが順番に売れるものを提供していくというターン制で行いました。例えば,米農家の番にくれば労働力と米を売るという訳です。工場などは労働力を雇いに,商店やお弁当屋などは米を仕入れに米農家のところへ行き購入します。このようにして銀行と地域通貨事務局を除く13主体が順番に売っていきました。

お金が足りなければ,銀行から借りることができます。借りる金額は制限なしですが,借りた翌ターンの銀行の番が来た時には利息10%をつけて返済しなければなりません。もし返せない場合は借り換え返済をしてもらいました。

最初の2ターンは地域通貨なしで取引を行い,第3ターン目の最初に地域通貨事務局に参加してもらいました。地域通貨事務局は(1)ボランティアイベントの開催と(2)地域通貨の購入と換金を行う役割です。ボランティアイベントに参加してもらった主体にはお礼として1000k(1k=1円相当)の地域通貨が支払われます。また,地域通貨を購入する際には20%のプレミアをつけました。500円で600kの地域通貨が購入できるというわけです。その一方で,一部の主体(工場や商店など)は地域通貨を換金できます。その際には20パーセントの換金手数料をつけました。

ゲームは全部で5ターン行いました。その成果は次のようになりました。

また,最後にそれぞれの役割から感想も述べてもらいました。

地域通貨ゲームは地域通貨の仕組みを知るということだけではなく,自分のまちでは地域通貨をどのような形で使えるだろうかということを考えるきっかけにもなります。私にとっても発見するところが大きく,非常に有意義な2時間でした。

川口地区拡大ワークショップ

8/22に長岡市川口地区の川口公民館にて,「あっちぇーどもお茶かのみこいてぇー会(お茶会)」と称して,川口地区の拡大ワークショップが行われました。今回の主催は,前回のワークショップの主催である(財)山の暮らし再生機構川口サテライトや(財)中越防災安全推進機構に加えて,7月に行ったワークショップの参加者が中心となってつくられた「川口のことをちょっとまじめに考えている会(仮称)」の方々も入っています。

お茶会は14時から16時の昼の部と19時から21時までの夜の部の二回に分けて行われ,総勢で70名ほどの方の参加がありました。

各グループで,川口地区の良いところ,イマイチなところを挙げ,いまいちなところを何とかするためにはどうするか,楽しみながらも真剣に議論していました。

中でも印象的だったのは,個々の集落のつながりは強いのに川口全体ではつながりが弱いとの意見でした。集落間だけではなく,農業と商業と公的サービスとの連携の必要性を参加者が強く意識しているようでした。

それからもう一つ。世代間のつながりの必要性も訴えているグループが多かったです。川口を良くしたい思いは共通しているものの,若者世代からは,自分たちがやっていることを親の世代が理解してくれず,否定的なことを言われるという意見が割とありました。ただ,それに対しては,「若者世代がやっていることは理解できなくても文句を付けないし,付けるべきではない」との親の世代からの熱い応援もありました。

川口を良くしたいとの思いがだんだん形となって現れてきそうな雰囲気です。今後もまたこの活動に関わっていきます。

川口地区意見交換会

7/4に長岡市川口地区において,川口地区の20-40代の住民を中心とした意見交換会が行われました。

今回は,山の暮らし再生機構川口サテライトの中林さん,脇田さん,春日さんをファシリテーターとしたワークショップ形式で行われました。また,私の所の院生の田原君と高橋君,東京農工大学の院生の塚島君,そして石川県立大学の学部生の方々がそれぞれ書記として参加しました。

ワークショップは(1)自己紹介と川口の良いところ悪いところ,(2)川口地区をどうしたいか,何ができるかということについて三つのグループ毎に話し合う形式で行われました。

今回私は直接グループに入らず,周りから議論を聞いて回るだけでしたが,非常に率直で,かつ建設的な意見が多く出ていました。個人的には女性の主婦の方々の生活に根ざした,率直であるけれども前向きな意見や考えを聞けたことが良かったと思っています。また,様々な地域活動や様々な年齢層の人たちをつなげていく活動組織の必要性を訴える意見もありました。

その後の懇親会では,地域通貨の話などもしたのですが,非常に好意的な印象を受けました。今度は8月に行われる予定です。その時にまたここで報告します。

長岡市川口地区(旧川口町)視察

5/8-9に北陸建設弘済会研究プロジェクト「中山間地の活性化策を用いた課題解決手法の調査研究」の会議で長岡市川口地区(旧川口町)に行ってきました。

初日は川口町体験交流センター「朝霧の宿・やまぼうし」にて会議と住民との意見交換会を行い,その後交流会を行いました。

ここ「やまぼうし」はもともと木沢小学校だったので,会議や交流会は元音楽室だった場所で行いました。住民との意見交換会は,元町長を含めた11名ほどの住民の方々と我々研究グループとで自己紹介や現在の活動の課題などについてお話を伺いました。詳細を書くことはできませんが,震災後の住民による主体的な地域おこし活動が様々な集落で行われていること,そしてその活動を持続的に行っていくために具体的に何が必要なのかということについてお話を伺えました。印象としては,様々な集落が地域おこしという活動を通じて,他の集落や地区とつながっていきたいという枝がたくさん出ているようでした。そして,地域通貨がその枝をつなげていく媒介として機能するのではとの印象を持ちました。「震災がなければこの地区は徐々に気づかないうちに衰退していたと思う。震災があって自分たちで地域おこしをしなければだめなんだと気づいた」「夜に散歩すると以前は灯りがついていた場所が次第に灯りが消えていく。その状況になれつつあるけれども未だになれない」など印象に残っています。

交流会の料理は地元の人たちによる手作りです。ふきのとうの春巻きはうまかった。

ここ,やまぼうしの体育館には,住民の活動を紹介する様々なポスターが貼ってあります。その一部を紹介します。

2日目は川口地区の視察です。まずは2004.10.23に起きた中越地震の震央地を見に行きました。写真の奥の列の右から二番目の棚田の地下13キロが震央です。記念碑が建っています。

次に見に行ったのは,「あぐりの里」です。1日多いときは240万円の売り上げがあるようです。

最後は,東川口地区です。旧川口町役場(現川口支所)などを見ました。ここでは,毎月第三日曜日に「よってげてぇ ふれあい市」が開催されています。

今回は,視察だけですが,近いうちにまた訪問する予定です。その時にはまたここでその時のことをアップする予定です。